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社内勉強会☼研修会
2020/01/23

中央区薬剤師会「薬局プレアボイド」研修会 にて、S店長が症例発表・討論会を行いました・・・

太陽薬局 中島崇之
太陽薬局ブログ
中央区薬剤師会「薬局プレアボイド」研修会 にて、S店長が症例発表・討論会を行いました・・・
 
日時:2020年1月22日(水) 19:30~21:00
場所:福岡市薬剤師会館 講堂
演題:「薬局プレアボイドの詳細解析と薬剤師間の相互討論」「薬局プレアボイドのスマートフォン版の説明と使い方」
 ①チラージン錠と鉄剤の併用注意を見逃し・・・
 ②服用間違いによる眠気に悩まされていた患者・・・
 ③血糖コントロール目標を下回っているグリメピリド錠処方の減量提案・・・
 ④ジェニナック錠の血液透析の影響をタイミングで処方、疑義照会により・・・
 ⑤腎機能低下のある患者にクラビット錠が通常量で処方・・・
 ⑥咳止めにプロカテロール処方、医師の考えは別の薬剤だった・・・
 
中央区薬剤師会ヒヤリ・ハッと・ホッと事例の収集・解析・提供システムは「薬局プレアボイド」(薬剤師が 患者基本情報を的確に収集し、適正な処方チェック、薬学的患者ケアを実践して有害反応、治療効果不十分、 精神的不安、経時的損失等を回避あるいは軽減した事例)や「インシデント事例」(調剤事故の回避)を投稿 し、その投稿を他の会員様が閲覧することで学習することにより、患者への安心安定で適正な薬物治療につな げる事を目的としています。 
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平成 29 年度から進めて参りました「中央区薬剤師ヒヤリ・ハッと・ホッと事例の収集・解析・提供システ ム」事業は、今後の薬剤師の対人業務の研鑽においてとても有用であると思われます。
 
「薬局プレアボイドの詳細解析と薬剤師間の相互討論」では、6名の演者が前方席にて症例発表(5分),質疑(5分) を順番に行いました。

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S店長は、症例⑥「咳止めにプロカテロール処方、医師の考えは別の薬剤だった・・・」について発表を行いました。
 
医師の処方指示は 商品名「メジコン」のところ、名称類似商品名の「メプチン」:一般名「プロカテロール」として間違えて処方せん入力された症例で、患者さんとの対話の中で薬剤師が不自然に思い疑義照会を行ったことにより、一般名処方ミスを薬剤師が発見,未然に防いだという症例です。
澤田先生によると、同様のプレアボイド報告は全国でも数例しかなく、薬剤師の職能を発揮した貴重な事例だといわれていました・・・
 
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こういったヒヤリ・ハッとホッと事例は最近、スマホタブレットでも閲覧・投稿もできるようになった旨を東京大学大学院 薬学系研究科 特任准教授 佐藤宏樹先生より登録手順などご説明頂きました。
 
ヒヤリ・ハット事例の収集・分析を通じて医療安全対策の一層の推進を図ることを目的とすると同時に、薬局・薬剤師が疑義照会により医療安全に努めていることを広く国民に示す意義もあります。
医薬分業が医療安全の仕組みとして機能していることの実証ともなる事業であり、全国の薬局が参加して事例報告を継続的に行うことが重要だと思われます・・・

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